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佳矢乃のキノミキノママ日記

2010年12月26日  それぞれの思いやり


昨日の夜のことです。
夕飯も終わり、お風呂も済ませ、
まだ寝る時間まですこしあったので、
私は仕事をとにかく少しでも進めたくて、
テレビを見ている子供たちを残して、2階の仕事部屋に上がりました。
小1時間くらい経って、そろそろ寝ようかと、
湯たんぽを抱えながら階下に降りると、

5歳の次女がなにやら含み笑いをしながら、
「おかあさーん。
 サンタさんは、ほんまはおかあさんなんやろー?」

と言うのです。

「ううん、違うよ。
 サンタさんはほんまにおるよ。」

「だってー、お姉ちゃんがー‥‥。」

ぽかっ!!

9歳の長女がいきなり次女の頭をグーで殴りつけました。

「あいた!!!
 うわーーーーーーーん!!!!」

泣き出す次女。

「言うなって言うたやろ!!アホ!!!」

長女も顔を真っ赤にしています。

私はなんだかいきなりな展開に少しびっくりしたものの、
湯たんぽを抱えたままだったので、
瞬時に彼女らを介抱することもできず、
そのまま中腰の、なんともなさけない恰好のまま、

「いやいや、けんかせんでいいって~。
 サンタさんはほんまにいてるって、前から言うてるやん~。」
と動揺をなるべく見せないように冷静に言いました。

次女は、泣きながら、
「うわーーーん、でも、でも、
 昨日の夜、お姉ちゃんが、おかあさんがプレ‥‥。」

また、ポカッ!!!

「もう!!言うなって!!
 ばかっ!!!!」

そばにいたおじいちゃん、おばあちゃんも、
事の顛末のすべてを知ってるので、
殴った長女の事も今回ばかりは叱りません。
ただ黙って、殴られた次女を抱っこしてくれました。

だから私は長女の方を‥‥、と思って見ると、

その時の長女の顔を、私はたぶんずっと忘れないだろうと思います。

「見てないって!!
 うち、なんにも見てないもん!!!」

目に涙をいっぱいためながら、ほんとに身体を震わせながら、
私の事は一切見ずに、
一人ふるふる震えて、突っ立っているのです。

私は、陶器製の湯たんぽを放り投げる勢いで床に置き、
(投げると割れるので多少の誇張表現。笑)
長女をぎゅっと抱いて、
「そうか、来るべきときが来たのか。」と腹をくくりつつも、

しかし!!!

それでも!!
そうだとしても!!
例え、何かを見たとしても!!笑

「いや、あのね、
 サンタさんはほんまにいてるって証拠の本を見せよか。」

「うん。
 ‥あ、あの仕事部屋にあった本?」

「そう、パラダ○ス山元さんの。」←(12/1付け日記参照、笑)

と、おもむろに仕事部屋から、これを持って娘たちと一緒に布団に入りました。

101225_1100~02

世界サンタクロース協会、
日本でただ一人の公認サンタクロース、パラダ○ス山元さんの書いた本です!!
(一体、なに押し‥?笑)

これねえ、小さいけど、良い本なんですぅ‥。
日本のクリスマス行事について、
クリスマスの由来から始まり、世界のクリスマスのいろいろ、
大人たちが子供たちに向ける温かい目線の上で成り立つクリスマス、
公認サンタクロースさんだからこそ書けるだろう、いろんな、いろんなこと。

どうしてサンタさんからプレゼントをもらえると思う?
それは一年間、良い子にしていたから。
みんなに優しく、親切に、素直に明るく過ごせましたか?
サンタさんは、お手伝いの妖精さんを使って、
ずっとみんなのことを見てるんですよ。
その妖精さんがチェックするんです。
「よし、この子は良い子だったな。
 うーん、この子は意地悪したり、言う事聞かなかったり、
 周りに迷惑をかけたり、残念だったな。」って。
それをサンタさんに報告するんです。
で、良い子にできなかった子は、プレゼントなんかもらえません。
自分からせがんだもの、豪華なゲームや高級なおもちゃを、
なんにもせずにただでもらえると思ったら大きな間違いなんです。

もっとひどい悪い子だってチェックされてしまうと、
ブラックサンタという黒ずくめの怖いサンタさんが空っぽの袋を抱えてやってきて、
その袋の中に、悪い子を入れて連れ去ってしまうこともあるんですよ。

っていうことをちゃんと書いてくれてるんです。

公認サンタさんが目の当たりにした日本のある子供の台詞。
「え?なんでプレゼントがゲーム機じゃないの?
 オレ、ゲーム機頼んだじゃん。違うのなら要らないよ。」

その後、サンタさんはスタッフさんたちと泣いてしまったそうです。
その子の発した言葉にショックを受けたというよりも、
その言葉を受けて、
なにも注意することも諭す事もできなかった自分たちを悔いたんだそうです。

批判したり、憂いたり、憤慨することは簡単かもしれないけど、
もっと違う、もっと先にある何かを見失わないように、
その時はイヤな気分になったとしても、
ちゃんと教えてあげないといけない時はある。ちゃんと言おう。

読みながら大人の一員である自分は、大分反省しました。


布団の中で、私はパラダ○ス山元さんの本の楽しいマンガの部分だけを、
娘たちに読んでみました。

「公認サンタクロースになるための試験とは?!」

「うわっ、こんなんせなあかんの?!
 クッキーの早食いって!!ふはははは!!
 っていうか、このパラダ○ス山元さんはこのたった2名に選ばれたの?!」

「すごいなーーー!!」

娘たちは目をキラキラさせながら、

「今年は、サンタさん、きっと忙しかったんやな。」

そう一言、長女が言って布団をかぶり込みました。
私は、次女が本に夢中になってるので、
その隙に、小声で長女に、

「見たのぉ?」

と、聞くと、

「‥‥‥‥う、‥‥うー。」

うん、でも、ううん、でもない返事。
私は、これも私に対する長女なりの思いやりなんだなあ、と、
じーんとして、ふふふと笑いが止まらなくて、
「ありがとう。
 でも、お母さんはただサンタさんに頼まれただけやねんでー。」

と言うと、
「うん、そうやな。
 でも、うち見てないでぇ‥‥。」

「ふふふ。」

「ふふふふ。」

にまっと笑って、ちゃんと寝てくれました。

昨夜はどうも「いつサンタさんが来るんだろう。」と興奮して、
しょっちゅう目を覚ましていたようで、
私は、寝てるとばっかり思ってたけど、
ふと目を覚ました時に出くわしてしまってたみたいなんですねえ。
しまったなあ、はは。

でも、それでも言いますよ、わたくしは。笑

「サンタさんは、いてる。」と。
た○けんさんのように、
お腹にマジック書きして獅子舞を担いでもいいくらいだ。笑(いや、書かなくていいから)


  1. 2010/12/26(日) 11:27:48|
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