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佳矢乃のキノミキノママ日記

2012年3月20日    ある、愛のはなし



祝日の今日。
私は娘二人と庭でバトミントンをしてました。
のどかなお昼前。
とても気持ちのいい時間です。

「よっしゃーー、バコーーーン(羽根を打つ音)。」
「ほれ、どーーーーーん(なんとなくのかけ声)。」
「やるなーーーっ、これはどうだーーーーーっ、ビシーーーーーッ。」
「こっちもビシーーーーーーッ。」

騒がしく、まあビシバシビシバシ(その表現は適切なのだろうか、どうなのだろうか)、
‥バトミントンを楽しんでおりました。

その見取り図はこちら。

120320_1.jpg

A=長女
B=私
C=次女

なぜこんな見取り図が必要かというと、後ほど説明さし上げますので、
どうかそのまま聞いてください。

見取り図でもちょっとわかりにくいかもしれないのですが、
我が家と梅畑の間に、車一台分が通れる幅の、割と細長いスペースがあります。
私達はいつもそこでバトミントンをするのですが、
この細長いスペースでバトミントンをするとなると、
なかなか打ち返すコントロール力が必要になってきまして、
上手にラリーが続くときはいいんですが、
やっぱりなかなか、そううまくいかないもんで、
お互いに打ち返す度に、
梅畑にポトッ、家の屋根にポトッ、一番多いのは植え込みの中にポトッ、と、
羽根を飛ばしてしまうのです。

今回もそうでした。
梅畑にポトッ、家の屋根にポトッ、植え込みの木の中にポトッ‥‥、

「続かせようよっ!!」
「うん!続かせようっ!!」
「でも、あんたっ、(羽根)叩きつけたら続かんねんって!!」
「ちゃうやん!お母さんがちゃんと打ってくれへんからそうなるねんやんかっ!!」(罪のなすり付け合い)

まあ、そんな調子でビシバシビシバシ、ぎゃーぎゃー、うるさくやってたわけです。



すると。

突然、
一羽の鳩が、シューーーーーーーッと低空飛行で私達の間を遮るように飛んで来ました。

120320_2.jpg

「うわっ!」

そのまま鳩は我が家の屋根にとまり、私達を威嚇するようにジーーッと見下ろしています。

「なんか‥、あの鳩、めっちゃこっち見てない?」
「見てるなあ‥。」

と言いつつ、バトミントンを再開し、
またビシバシビシバシぎゃーぎゃーやってましたら、

今度は、
バサバサバサバサッ!!

なんと、確実に長女めがけて飛んできたのです。

「ぎゃあっ!」

鳩は、長女のすぐ近くにある布団干し竿にとまり、
これまためっちゃ至近距離で長女を凝視しております。

120320_3.jpg

「めっちゃ見てる‥。お母さぁん‥、めっちゃ見てるよぉ‥。」
「めっちゃ見てるけど‥、
 やるで。バトミントンやるで。」←強引な母。


更にバトミントンを続けていると、

バサバサバサバサッ!!!!

鳩は何度も何度も私達を威嚇するように飛んだり、凝視したり、を繰り返し、

そして、
ある一本の木の中に入ったのです。

120320_7.jpg

おわかりでしょうか。
その木は、長女の真横にある木なのです。


「木に入ったで!!」

「木に入ったなあ!!」

でも、鳩は木からすぐに飛び立ち、どこかに行ってしまいました。

「もしかして‥。」

私達は顔を見合わせました。
そして、そーっとそーっと近づいて、その木の中をのぞいてみたら、

「やっぱり!!」

なんともう一羽の鳩が、
巣ごもりをしているのでしょう、
枝の中に座って、こちらをジーーッと見ているのです。
ジーーーーッと。

「そっかあ‥。
 そうだったんかあ‥。」

我々全員、しばらくその奥様鳩と目で会話をしました。笑

「ごめんな、騒がしくして。」
「ごめんな、旦那さん、そこに入りたくてしょうがなかったんやな。」
「ごめんな、でも、わたしらもここでバトミントンしたいんやから、それはわかってな。」笑
「もう今日はやめるから、な。」


奥様鳩にどのくらい通じたでしょうか。笑
それでもじっと微動だにせず、こちらを凝視し続ける奥様鳩。

120320_5.jpg

長女がぼそっと呟きました。

「奥さんと子供を守ろうとしてたんやな、さっきの鳩。
 勇敢やな。
 愛、やな。
 ええ夫や。
 あんな夫がええなあ。あんな夫が。」

「はじゅみも、あんな夫がええなあ。」

‥‥‥娘たちよ。
自分の将来にまで思いを馳せたのですか、娘たちよ。(もちろん悪いことではありません。笑)

そして、そんな夫鳩はというと、

120320_4.jpg

きっとこんな風に思って、こっちを凝視してたんでしょうね。笑


というわけで、
鳩に夫婦愛を教えてもらった今日ではありますが‥(いやいや)、
しばらく明日からのバトミントンは、この木よりも距離を置いたところでせねばなりません。
となると、より一層我々のコントロール力が問われるわけで、
つまりは鳩さんたちがこの木に巣を作ってくれたお陰で、
鳩さんたちはヒナが産まれる、
我々はバトミントンの腕があがる、一石二鳥、だと。(いやいやいや‥)

しばらくは、この鳩夫婦の様子もそっと見守っていきたいと思います。


  1. 2012/03/20(火) 14:11:26|
  2. 絵日記