2016年6月7日のこと今日これを書いているのは6月13日。
実は長女の誕生日、15歳、よくぞここまでありがとう、という気持ち。
その今日は、月曜日です。
今日から一週間前、先週の火曜日、6月7日の記録です。
真夜中にならないうちに書かなくては。
夜に書いたら、気持ち悪く酔った文章になりがち。やばし。
朝、いつもはケージから元気よく飛び出すのに、
その日は、じっと動かないウサギの小梅。
前もそんなことがあって、その時はすぐに元気になったから、
今回もまたすぐ良くなるんちゃうか、とみんなで話した朝。
6月入って、梅の収穫時期で忙しくなってきてて、
両親は早々に梅畑に出かけ、
娘たちはそれぞれ学校。
ケージから小梅を抱っこして出して、ソファに乗せても全く動かない。
かろうじて娘たちを見送る格好になってるけど、
あんまり動かないし、目も半開きなので、
いつもお世話になっている動物病院に念のためのつもりで、
早々にわたし一人で連れていって。
胃腸の動きが止まってる、と、促進剤を打ってもらって午前中のうちに一旦帰宅。
お昼ご飯に帰ってきた両親も心配そうに小梅をなでる。
今まで、聞いたことない唸り声を出したそう。わたしは聞いていないけど。
これはおかしい‥。と両親は感じつつ、再び梅畑へ。
わたしも仕事が残ってて、気になりつつも二階に上がる。
でも妙に胸騒ぎがして、午後2時頃、様子を見に行く。
慌てた。
動物病院に電話するも、まだ診察時間外。
診察時間が始まるのは午後4時。待てないと思って何度もしつこく電話するけど、
なかなか出ない。そりゃそうだ。わかっていても、電話してしまう。
その間、迷いに迷って、小学校にも電話した。
そんなことで次女を早退させていいのかどうか、
かけてつながってるのに、まだ迷ってて、
電話口に教頭先生が対応して下さってるのに、
どう説明していいのかわからず、中途半端なことを言ってしまう。
絶対変な人になっている自分。
一昨年の秋口、
小梅を飼おう、と言ったのは次女で、
この子がいいんだ、と次女が決めた。
次女には絶対に最期を見て欲しかったから、
間に合ってほしいと祈るような気持ちで、
小学校まで行ってしまった。抱っこしたまま。あかんけど。
抱っこしてると鼓動がだんだん小さくなっていくのがわかる、焦る。
なんとか次女が出てきた。
間に合ったのか間に合わなかったのか今だにわからない。
次女が助手席に乗って抱っこした瞬間、泣き崩れた。
そのまま再び動物病院へ車を飛ばした。
動物病院の先生の顔が忘れられない。
こちらこそ申し訳なく思う。全力を尽くしてくれたと思う。
ありがたいと思う。
わたしが言うより先に、
小梅の亡骸を抱っこした次女が泣きながら、
でも大きなしっかりした声で、
「ありがとうございました!」
と先生に一礼した。
帰り、助手席に抱っこしたまま乗ってからも、
何度も自分に言い聞かせるように、
「小梅がいてくれたお陰でほんまに幸せだったよ!」
と嗚咽に近い声で繰り返し言っていた。
無理しなくていいよ、と言いたかったけど言わなかった。
次女は、たぶんそうして自分の気持ちをなんとか収めようとしたんだと思う。
私よりも全然大人だ、と思ったけど、そのことが逆にせつない。
結局、
すごく懐いていた分、家族全員、
その日はもうどうにもこうにも言葉にならない夜になった。
母親は、覚悟していた、と言っていたけど、
固まった小梅を見ると、思わず駆け寄ってきて抱っこして、
「生き返らんの?」と何度も揺すっていたし、
中学校から帰ってきた長女も呆然としていた。
「小学校には電話して、中学校には連絡しないってどういうことよ。」と責められた。
ごめん、って謝るしかなかった。
本当は、気持ち的には、電話したかったけど。
あまりに突然すぎて、こんな日になると誰も想像していなかったから、
感情が大きく動くのはどうしたって仕方ない。
でも誰も、原因探しをしなかった。
しないでおこう、とみんなが思ったと思う。辛くなるだけだから。
あれだけ頑固で戦国武将のように怖かった父親にも小梅は懐いていた。
うさぎってこんなに人懐っこいもんなんやなー、と嬉しそうに目を細めながら、
お腹の上に小梅を乗せて、いつもなでなでしていた父親の姿に、
逆に娘のわたしが癒されていた。
威圧的だったけど、根は優しい人なんやな、と小梅を通して思えていたので、
その父が、
手の甲で目の辺りを何度か拭っている姿を見て、
父にも最期を見せてやれなかったことも、しばらく悔やんだ。
その父親がその夜、母親と二人で夕食を食べながら言ったそう。
父「ワシ、まだ大丈夫やな。」
母「なにが?」
父「ワシ、まだボケてへんなー思って。」
母「なんでよ。」
父「ワシ、まだ泣けるんやな思って。
これで泣けんようになったらボケてきたってことらしいから。」
そう言って、二人で細く笑いあったらしい。
どうしたって、
こんな辛いことがあったら、
こんな辛い感情を感じるくらいなら、
感情そのものが無くなったらいいのに、
と、
小梅のことだけじゃなく、今までも何度かそんなことあったけど、
父のその話を聞いて、ああ、そうやなあ、と思った。
どんな感情だとしても、
それを味わえるってことは幸せなことなんかもしれんな。と。
もちろん一週間前も、
今までだって、何かあった時はそんなすぐにはそう思えなかったし、
生活するには心の波風が少ない方が楽だから、
意図的にそうなるように心を感じないようにしていた、ような気もする。
今回は、私だけじゃなくて家族みんながそんな感じだったような気もする。
たわいない冗談も変わらず言ったり、笑ったりもしてた。
でも、ふっと糸が切れる瞬間が来る時もある。
次女もそうだったらしい。
特に学校ではしばらく辛かったと思う。
でもあの日、電話応対して下さった教頭先生や担任の先生が、
温かく見守って下さってたことも知って、
これまたありがたく感謝の気持ちでいっぱいになる。
6月8日、朝。
みんなで早朝に起きた。
土に還らせてあげよう、と母が言って、そうした。
お線香とお花をあげて手を合わせた。
一週間後の今日。
長女の生まれた日。元気に学校へ行ってくれるとホッとする。
梅仕事は続いていて、今が最盛期というところ。
わたしも朝、家の前の梅畑の梅を拾ってるけど、
そこに小梅のお墓があるので、
魂は既にここにはいないかもしれないけど、作業しながら気持ち手を合わせる。
たぶん両親も気持ちそうしていると思う。
一応49日目までは。
あとは自由になってくれたらいいんだし。
生まれ変われるなら、自由に生まれ変わってくれたら嬉しい、と思うし。
魂にとっては、やっぱり時間と空間は関係ないんだし。
一旦、土に還る小梅。
土に還った後は宇宙行って、宇宙からこっち覗いて、
生まれる場所を選ぶんだろうかな。
うーん。




こんな扱い受けてたら、ここ、選ぶかなあ‥。
嘘です、冗談です、じゃれてるだけです。
どうかもし貴方さえよろしければ、今度もここを選んでくれると嬉しいです。
と、どこかで聞いてくれてるといいなあ‥。
- 2016/06/13(月) 21:11:35|
- 小梅ちゃん日記
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2015年6月24日先月の終わりくらいからだったか、
我が家の小梅(うさぎ・♀生後10ヶ月くらい)が、
自分の毛をむしりだしたり、
巣篭もりを始めたりで、
いわゆる大人への階段を上り始めた様子を見せました。
しばらく様子を見ていましたら、
まあまあ今月に入って落ち着きを取り戻したようですが、
両親が梅畑で仕事をしていると、
小梅によく似た野うさぎさんを、よく見かける、と。
その野うさぎさんを見るたびに、
小梅も本当は野原をぴょんぴょん飛び回りたいんちゃうやろか、と。
小梅は、朝夕の1日2回、
それぞれ1時間から2時間近く、ケージから出して、
決まった部屋で遊べるようにしていますが、

こんな風に、窓の外をじっと眺めてることも多いです。
ああ、そうだよね、
気になるよね、外がね。
外を眺めてる小梅を見ては、心の中でそう思うのですが、
お外はね、アライグマとかもいるんだよ、
かつて小学校で飼ってたうさぎさんたち、みんなアライグマにやられたんだよ‥、
と良いのか悪いのか、ついそんな風に小梅に話しかけたくなったりします。
だから部屋のあちこちで、
リラックスしてドベーーッと寝転んでる小梅を見ては安心するんです。
ここは安全だ、と思ってくれてる、
と、
野原をのびのび走れなくても、ここが心地いいと思ってくれてる、
なんて勝手なことを思いながら、私が安心してる。
どちらが幸せか、なんて誰も知る由もないですが‥。
このお家で暮らすことが幸せだなあ、と思ってくれてたらいいなあ。
ほんとに、それだけなんですけども。
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その小梅を率先して世話してくれている少4の次女が、
最近プラバン工作にはまってて、
いつもなにかをちょこちょこ作っています。
で、この前、
「はい、お母さん。
心の種、あげる。」
とくれたのが、これ。

心の種、かあ。
ちょうど友達と、
「心の中に星があるかどうか」と、そんな話をしていたところだったから、
あまりにタイミング良くてびっくり。
ハッピーと書きたかったところが「ハーピー」になってますけど、笑
そういうところも含めて可愛くて、
この「心の種」ずっと大事にしたいです。
で、
次女にとったら、
小梅も、彼女の心の種にちがいないんだろうな。
- 2015/06/24(水) 17:15:11|
- 小梅ちゃん日記
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2014年10月31日 ここ掘れワンワンならぬ‥我が家に来てそろそろ2ヶ月になろうかという、
うさぎの小梅。
朝の連ドラを見ている時にケージから出してあげるのが、
毎朝の日課になりました。

両手であちこち毛繕いを始める小梅。

短い両手(可愛い♡←親ばか)ですが耳も器用に持ってきます。

必死です。

おしゃれに余念がない小梅。
で、テレビの前に座っている私の膝に乗って来て、

ワンピースの紐に噛み付きます。結構激しいです。
で、その後、
ワンピースを両手でガシガシ掘ろうとします。
小梅の中で掘りたくなる生地っていうのが、どうもあるみたいで、
他の服を着ていたらそんなことないのに、
この紺のワンピースを着たときは必ず掘りにきます。笑
どういうところが掘りたくなるのでしょうか。
土の匂いでもするのでしょうか。(え?)
あ。でも毛布もガシガシやってるなあ‥。
なんかツボがあるのかも。
- 2014/10/31(金) 20:57:32|
- 小梅ちゃん日記
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2014年9月11日 すったもんだの名付け騒動先日、突然我が家にやってきた子うさぎちゃん。
子供らしい無邪気さを存分に醸し出し、
我が家族全員を見事にノックアウトしてくれちゃってます。
たまにケージから出してあげると部屋中を嬉しそうにぴょこぴょこ飛び跳ねて、
もう見ていて、こっちは目尻が下がりっぱなし。
ケージでお留守番するのにも慣れてくれたみたいだし、
あとは少しずつトイレの練習かなあ‥。
で、名前です。
一番飼いたがってた小3の次女がまず「クッキー」ちゃんと名付けて、
一日目はそれで呼んでました。
でももっとじっくりベストな名前を考えてもいいんじゃない?ということで、
クッキーは仮名、つまり、
「(仮)クッキーちゃん」、
‥‥「かっこかりクッキーちゃん」としばらく呼んでいましたが(余計ややこしいよ‥)、
そのうち、中1の長女が、
「クッキーは嫌や。
マルちゃんが良い。
もしくはポテトか、ポテチ!」と言い始め(食べ物ばっか)、
そのうち、おじいちゃんが、
「食べ物の名前はなんか辞めた方がええぞ!」と言い出し、
そのうち、おばあちゃんが、
「私はマルちゃんって可愛いと思うけどなあ。な〜マルちゃん!」
と勝手に呼び始めたかと思ったら、
次女が、
「マルちゃんって男みたい!
この子、女の子やもん!
女の子らしくて可愛い元気な名前がいい!」
(ちびまる子ちゃんもいるのにね。たぶん関○ャニのマルちゃんのイメージが強いのかな。)ポテチとクッキー‥、
ポテチ+ク
ッキー=
ポッキー‥‥
ポッキー!いいんちゃうん?!
よし、ポッキーに決定〜!!
インスタグラムにも「ポッキーになりました〜♪」とか嬉しそうに報告して、
私も気に入って、その日から「ポッキー♡ポッキー♡」って呼んでいたのに、
次の日、
長女がめちゃくちゃ不機嫌な顔で、
「ポッキーって嫌や。呼ぶのも嫌。
わたし、最初から反対やったのに。
結局、妹の言うことばっかり聞いてよ。
お姉ちゃんの意見は聞いてくれへんしよ。」
とむくれてしまい、
(全国のポッキーさん、すみません‥。可愛いお名前なのに本当にごめんなさい‥。
勝手な個人の意見なのでどうかスルーしてやってください‥。)わわわわ、そ、そんなつもりはないって。
お姉ちゃんも考えてくれたらええやんーっ。
わたし、ポテチって言うてたやん!
ポテチは羽純(次女)が反対なんやって。
ほれ!妹の意見ばっかり聞く!
と、もう違う方向にどんどんむくれてしまうので、(いやーん、もう母さん、どうしたらいいの。)
じゃあもう一回ちゃんとじっくり考えよう。
この子にとってベストな名前に決まりますように!
とヤケクソ気味に呟いたら(え?)、
長女と次女それぞれが、
「小梅ちゃん。ってどうよ。」
「梅、、、こうめ、、小梅ちゃん。それいいなあ!」
今までのは何だったんだくらいに、いともあっさり決まりまして。笑
晴れて「小梅ちゃん」になりました。
‥‥わが町、和歌山県みなべ町にぴったりすぎるというか、
また梅か‥、という気がしないでもないけども‥(こら。)
そんな小梅ちゃんの今朝のご様子。
(ココからは申し訳ありませんが、親バカならぬ小梅バカ写真が続きますよ。
結構しつこく続きますよ。)

小梅さん、朝の放し飼いのお時間です。ご機嫌です。

小梅さん、背中がかゆいのですか?

小梅さん、背中かいてさしあげましょうか?

あ、もういいですか。そうですか。

今度はポンポンがかゆいんでちゅか?(ポンポンて‥でちゅかって‥)

あ、大丈夫でちゅか。

やっぱりかゆいんでちゅね?かいてあげましょうか?いいですか?(過保護)

あ、うるちゃいですか。すみません。
‥‥‥小梅さんが来てからの1週間、ホント光のように過ぎ去って行くのが早い‥。
千駄ヶ谷のランドリーグラフィックスギャラリーさん、
ウクレレCDジャケット展、早くも明日で終了です。
最後にもう一度お知らせ画像をドン、

ぜひ見に来てください!
- 2014/09/11(木) 14:23:15|
- 小梅ちゃん日記
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